立川談志

「先に謝っちゃえ」と談志師匠は言っていた – 日大問題

どこもかしこも猫も杓子も日大 日大の問題、どこでも話ししていますね。話し尽くされて今更何を語るんだという感じですが。眠れないので、少し語っておこうかと思います。 今回の日大の対応って、いろいろな闇は抱えているとは思いますが、様々な対応が後手後手になっていることが炎上当初の原因だったと思います。というようなことを振り返っていたら、立川談志師匠の、あれは何の落語のまくらだったでしょうか。このようなことを言っていました。 世の中の大体のことは落語でわかっちゃった。何かあると、「あー、あれは○○の落語だな」って。 続けて次のように言っていました。 なにかあったら、とにかくいいから先に謝っちゃえ、謝っちゃえって。 あまり談志師匠を知らない人からすれば破天荒の代表格のような人なので、意外な発言なのかもしれません。ですが、談志師匠はとても礼儀に厳しい人ですし、人前では過激な発言を言っていても、裏では筋を通す人だったのだと私は思っています。   また、談志師匠は「自分は天才だ」と公の場で語っています。これは、談志師匠自身に対してプレッシャーをかけるための発言だったと、私は考えています。他の落語家の方々の程度は知れている、というように振る舞うことで他の落語家の方々を鼓舞する、そのための存在だったのだろうと思います。そう思える節は、先程言った礼儀正しさという点からもにじみ出てきます。「お金を払って聞くなら古今亭志ん朝の落語だな」という発言であったり、体が動かなくなる少し前の体調がかなり悪いときに、現在の三遊亭円楽師匠が襲名するときの会にきちんと参加するところなど、他の方へのリスペクト、という言葉は適切ではないですね。義理堅いところはかかさなかったのです。 本当にすごい人だったと、尊敬の念に耐えません。 内田監督は談志師匠と対極の人 さて、多少なりとも世の中のマスコミ等のフィルタに通ってはいるかと思いますが、今回の内田監督のワタシ的印象は、上でお話した談志師匠と対極の、「人前では筋を通しているつもりでも、裏では過激な人」だったのではないかと思っています。しかし、今回の対応はとても人前でも筋を通せてはいませんでしたが、ね。自分の保守を考え、自身の過激な部分は表面に出さず、裏では過激さで猛威を奮っている。そんな風に思えてならないのです。 そんな人でも(表面的には)うまくいっていたのは、運動部的な考え方からでしょうか。軍隊のような統率を取る組織を形成するのに厳しさは必要です。それは非常に理解できます。ですが、事実関係がどうであれ、今回のようにごまかしにごまかしを加え、間違いに対して実直に謝らず、自分の教え子を投げ捨てるような振る舞いは、とても上に立つ人の行動とは考えられません。SNSで拡散することが心外だといいましたね。あなたが心外だから、SNSで拡散されたのではないですかね。 そんななか、病院に入院したそうですね。呆れ果てて、もう何も言うことはないですね。 特に何がいいたい、ということはありません と、ここまでさんざん書きましたが、特にこれといっていいたいことはありません。ただ、内田監督の会見を見て、寝ようと思ったら、談志師匠のことをふと、思い出しただけです。談志師匠の落語を聞きたくなりました。 みなさんの上に立つ人がどんな人か、もしくは自分が上の立場に立っている人は自分自身が普段どのように振る舞っているか、今回の件でちょっとだけ考えてみるのもいいのかもしれないですね。